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「わしの宝物じゃ!」

グレイルクエスト ドラゴンファンタジーシリーズ とおまけ

 

グレイルクエスト ドラゴンファンタジーシリーズ 全巻

 知る人ぞ知る、ゲームブックのドラゴンファンタジーシリーズ全巻じゃ!あとおまけ2冊のドラキュラ城の血闘と魔城の迷宮。昔、二見書房から出ておった。今はもう売られてないぞよ。これは最近古本屋で買ったものではないのじゃ。昔、人間界に遊びに来ていたとき、新品の本を買ったのじゃからな。

グレイルクエスト ドラゴンファンタジーシリーズ

 

魔術師マーリンとエクスカリバーJr 色あせしていい味で出とるじゃろ?わしの手垢もついておる。当時はファミコンが出ておったが、わしゃゲームブックが好きじゃった。本を読んでその世界観を想像して楽しんでいたのじゃよ。今時の若者はゲームブックを知らないのかもしれん。悲しい事じゃ。テレビゲームでは味わうことのできない、この楽しさをいつまでも残したい。そういう思い出このページを作った。

 この本には魔法がかけられておる。本を開くと君は「ピップ」という勇敢な冒険者になり、本の中に引きずり込まれる。時代はアーサー王の時代、中世じゃ!

 本に引きずり込まれると、マーリンと言う魔術師じいさんに出会う。エクスカリバーJrというしゃべる剣、その他さまざまな戦利品、回数制限のある魔法をもらって、冒険に出発するのじゃ。ただし、エクスカリバーJrは蜘蛛が苦手なのじゃ。

 

死の14

 冒険には常に危険がつきものじゃ。敵と戦いながら進んでいく。サイコロ、もしくは本をパラパラめくって、上部に書かれた数字をサイコロ代わりに使って進めていく。ズルはいかんぞよ。振り直しとか、無敵で冒険してもつまらないのじゃ。

 魔法を使ったり、治療薬で回復しながら闘い、勝ったら先に進むことができる。もし負けたら…、死の14へ行かなければならない。

 ドラゴンファンタジーシリーズの14は全て死を意味する。死んだら14に飛ばされる。いろんな死の14があって、死ぬのも悪くない。結構楽しい。どうせ生き返るから、たまに死ぬのもいいだろう。

 あとな、このシリーズを読んでいると、たびたびう顔が白いおちょぼ口の魔人と出会うことだろう。魔人は詩がが大好きで、必ず褒めなければならない。けなしたりしたら、一瞬にして14送りじゃからの。また詩の朗読を求められることがあるから、大変なのじゃ。

 ドラゴンファンタジーシリーズは必ず魔術師マーリンと出会うこところから始まる。しかし最後の冒険「ゾンビ塔の秘宝」だけは違うのじゃ。最後の冒険の目的は…魔術師マーリンを殺すこと…

 

 

 

 

J・Hブレナン この本の著者はJ・Hブレナンという日本が大好きなアイルランド人じゃ。この著者がどれだけ日本を好きか、それが知りたければ、ここをクリックして、画像を表示してくれたまえ。わしはこのシリーズを見つけて本当に良かったと思っておる。そして今までこの本を宝物として大切にしてきた。100万円出されても、譲る気はない。わしは不死身の神じゃが、もし死ぬとしたら一緒に火葬してもらう。1000万円出されたら…わからん。

 この本にはたくさんの挿絵がある。フーゴ・ハル氏が描いておる。とても美しく、幻想的で気持ち悪い絵でいっぱいじゃ。始めは外国人と思って疑わなかったが、奥谷晴彦という日本人じゃった。アイルランド人じゃないところをみると、この本は日本向けに書かれたということか?謎じゃ。

 この本の復刻版が売られておるようじゃ。もし興味があれば買ってもいいと思うが、もし本当に欲しいのであれば、復刻版ではなく、古本屋から上の画像の本物を買ってほしい。安く売られとるぞ。

 

 
 

 

①暗黒城の魔術師

 
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー① 暗黒城の魔術師  魔術師マーリンがこの本の読者に魔法をかけるところから物語が始まる。凶暴な魔術師アンサロムを倒すために、君はピップと言う名の冒険者になるのじゃ。舞台は中世アバロン。ドラゴンが生きていた時代じゃぞ。だが安心したまえ。この本にはドラゴンは出て来ん。

 おぬし、アーサー王は知っておるか?エクスカリバーで有名じゃ。彼はこの偉大な剣の力でアバロン王国を支配していたのじゃ。ピップはこの王家一族や家来の者と関わることになる。くれぐれも失礼のないようにな。ピップがマーリンから与えられるのはエクスカリバーjrと名付けられた、マーリンが作ったしゃべる剣じゃ。アーサー王のエクスカリバーではないのじゃ。

 魔術師アンサロムはどんな悪いことをしていたかと言うと、作物を枯らす、豚を持っていく、水路を干上がらせるなどじゃ・・・。結構やさしい魔術師かもしれん。

 エクスカリバーjrを持ち冒険に出かけると、間もなく暗黒城にたどりつく。はたしてピップはアンサロムを見つけ、倒して凱旋することができるのか?

<わしの描いた絵> 
魔術師アンサロム
魔術師アンサロム
エクスカリバーjr
エクスカリバーjr
 

 

②ドラゴンの洞窟

 
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー② ドラゴンの洞窟
 これで二度目。君はマーリンの魔法によって本の中に引きずりこまれピップという若者となる。やはり、しゃべる剣エクスカリバーjrと共に旅立つことになる。

 アバロンでは八月に雨が降るとよくないことが起こる。八月が雨で始まるときはドラゴンが子を生むのに最適であり、生まれた大量のドラドンが翌年大きくなり口から火を吐いて暴れまくるという大変な災いが起きるのじゃ。

 ピップはただのドラゴンを倒しに行くのではない。真鍮のドラゴンを倒しに行くのじゃ。真鍮のドラゴンは洞窟にすんでおる。その洞窟に行く前に、ストーンマーテン村を通らなければならん。ドラゴンの洞窟に他取りつくのはこの不思議な村を探検したあとじゃ。

 ドラゴンの洞窟に入ると、やはり様々な化け物が待っておる。牛の頭を持ったミノタウロス、蛇の髪を持ったメデューサ。ドラゴン討伐は簡単ではないぞ。心してかかるのじゃ!

<わしの描いた絵>
ドラゴン
ドラゴンの洞窟のドラゴン
ミノタウロス
ミノタウロス
 

 

③魔界の地下迷宮

 
  グレイルクエスト ドラゴンファンタジー③ 魔界の地下迷宮  例のごとく、マーリンによって本の中に引きずり込まれたピップは、危険な旅に出ることになる。

 前の冒険でピップは真鍮のドラゴンを退治したが、そのドラゴンの起源についてマーリンが研究しておっての、マーリンによるとドラゴンのような怪物は<死の魔界>と呼ばれる奇妙なところからやってくるそうなんじゃ。

 真鍮のドラゴンの出現によって魔界とアバロンの境にある門が開いていることが分かり、そんな化け物が出てくるか分からなくなっていた。

 そこでその門を閉じるために、魔術師アンサロムと真鍮のドラゴンを退治したピップが旅立つことになる。冒険に出て間もなく恐怖の迷宮にたどりつく。奥に進めば進むほど強い敵が出てくるとても難しいゲームじゃ。このようなマップ()を進んでいくとこのような敵に出会うのじゃ()。

 まともにプレイしたら、鬼げーじゃぞ。
 
 
<わしの描いた絵>
7人の小人
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー 魔界の地下迷宮 7人の小人

グレイルクエスト ドラゴンファンタジー 魔界の地下迷宮 鍵
 
 

 

④七つの奇怪群島

 
  グレイルクエスト ドラゴンファンタジー④ 七つの奇怪群島  アーサー王のエクスカリバーが盗まれた!ピップのエクスカリバーjrじゃないぞよ。ピップはエクスカリバーを求めて旅に出るのじゃ。

 8つあるドラゴンファンタジーシリーズの中で、わしが一番好きなのはこの本じゃよ。この海図を見てほしい。どうじゃ?奮い立つじゃろう?これらの島々を訪れながら冒険をするのじゃ。恐竜島、髑髏(どくろ)島、五指島、怪鳥島、悪霊島、難破島そして失われた島。それぞれが個性あふれる恐怖の島じゃ!

 これらの島を訪れ、鍵を集めてゆく。おっと、これ以上は書かない方がよいじゃろうな。何度死の14送りになるかはわからんが、よい航海を祈っておるぞ。

 それから、最終的にエクスカリバーが見つかるかどうかはわしゃしらん…
 
 
<わしの描いた絵>
イソギンチャクの化け物
ドラゴンファンタジー 七つの奇怪群島 急イソギンチャクの化け物
ミイラ
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー 七つの奇怪群島 ミイラ
 
 

 

⑤魔獣王国の秘剣

 
  グレイルクエスト ドラゴンファンタジー⑤ 魔獣王国の秘剣  ネタばれ…じゃが、前の冒険ではエクスカリバーは見つからなかったのじゃ。今度こそ、エクスカリバーを見つけるため、ピップは冒険に出る。

 アーサー王はエクスカリバーの力で国を統治しておったが、なくなって以来、アバロン各地で反乱が起きていたのじゃ。一刻も早くその剣を見つけ出し、持ち帰らななければならない。

 ピップは奇岩城を目指して旅に出る。その道程はこのような魔獣王国なのじゃ。地図右下の割れている変なのが奇岩城といってな、このような街になっておる。城には見えないのじゃ。城砦都市と言うらしい。なんでこんな高台に街を作ったかは知らないが、冒険をするには持ってこいの場所じゃの。

 冒険を進めていくと、闇の迷宮という真っ暗な場所を通らなければならない。この迷宮を何とか通り抜けることが出来たら、お待ちかねのエクスカリバーが見つかるぞよ!
 
  <わしの描いた絵>
口の花
ドラゴンファンタジー 七つの奇怪群島 口の花
魔人
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー 七つの奇怪群島 魔人
 
 

 

⑥宇宙幻獣の呪い

 
  グレイルクエスト ドラゴンファンタジー⑥ 宇宙幻獣の呪い  アーサー王のキャメロット城に何者かが呪いを開けてカビだらけになってしまった!緊急事態発生!ということで急きょ君が例のごとくマーリンの魔法でアバロンの世界に引きずり込まれるのじゃ。

 キャメロット城だけでなく、近くのグラストーンバリー村までも呪いでカビだらけになっておる。まずはこの村を冒険して攻略し、キャメロット城を元に戻すのがこの本の目的なのじゃ。

 グラストーンバリー村はこのマップをみてくれ。小さな村じゃろ?若いムフフな姉さんがいるかもしれん、というのは冗談じゃ。この本のシリーズにそんないいものは期待できない。残念じゃの。こんなお姉さん(?)には出会えるからそれでもいいならこの本を冒険するのもよかろう…
 
  <わしの描いた絵>
スクワックディドル
宇宙幻獣の呪い スクワックディドル
サラバンダのお守り
宇宙幻獣の呪い サラバンダのお守り
 
 

 

⑦幻し城の怪迷路

 
  グレイルクエスト ドラゴンファンタジー⑦ 幻し城の怪迷路  このシリーズも残すところあと2冊…あと2回の冒険を残すだけになってしまった。さみしいものじゃのう。

 マーリンはどうやらお金持ちだったようじゃ。アバロンの世界でも年寄りはお金持ちなのかの?日本と同じで。わしは神じゃが、ビンボーじゃ。マーリンが羨ましい。

 マーリンは訳の分からない輩に大金を貸し出していたそうな。その取り立てをしてほしいって言って、君に魔法をかけてアバロンの世界に引きずり込んだのじゃ。なんていい加減な爺なんじゃか。

 このシリーズには珍しくムフフなトップレス美女が出てくる。その美女と戯れて遊びたければ、マーリンの魔法でこの世界に入ってもいいのではないかな?
 
  <わしの描いた絵>
未開人のドア・ノッカー
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー 幻し城の怪迷路 未開人のドア・ノッカー
花崗岩の悪魔の巨大な像
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー 幻し城の怪迷路 花崗岩の悪魔の巨大な像
 
 

 

⑧ゾンビ塔の秘宝

 
  グレイルクエスト ドラゴンファンタジー⑧ ゾンビ塔の秘宝  ついに最後の冒険じゃ。どんな本でも、物語の最後はさみしさを感じるのう。

 これまでの冒険では魔術師マーリンに魔法をかけられ、君は本の中に引きずり込まれておった。しかし今回は違うのじゃ。マーリンは死んでいる。殺されたのではなくて、寿命でもなくて、リンゴの木から落ちて頭を打って事故死したのじゃ。なんて間抜けな。さらにひどいことには、アーサー王が奇病にかかってしまった。この病気を治すには聖杯が必要なのじゃ。

 ピップは聖杯を手に入れるためマーリンのいないアバロンの地で最後の冒険に出発する!

 そして、シリーズ最後のボス敵は…死んだマーリン。ゾンビと化した魔術師マーリンじゃぞ。なに、遠慮することはない。死んだ者を殺すのじゃ。どういうことか分かるかの?死した者を殺すと… 死んだマーリンを殺して生き返らせるのじゃ!

 そして、最後、生き返った魔術師マーリンは8回の冒険をこなしてきたピップをみてこう言う。「おまえは強くなりすぎた。おまえ一人でアバロン王国を滅ぼすことすらできる・・・・・・」そう言ったマーリンは最後の魔法を唱え始める。ピップとして冒険していた君を現実の世界に送り出す魔法じゃ。そして君は現実世界に戻っている。もう二度と、マーリンは魔法でアバロンの地には呼んでくれない…
 
 
<わしの描いた絵>
冒険者の頭の鍋
グレイルクエスト ドラゴンファンタジー ゾンビ塔の秘宝 冒険者の頭の鍋
ゾンビマーリン
グレイルクエスト ゾンビ塔の秘宝 ゾンビマーリン
 
 

 

ドラキュラ城の血闘

 
   ドラキュラ城の血闘  ドラゴンファンタジーではない、全く別な物語じゃ。なんかしみじみするのう。この本で冒険するのはピップではない。マーリンもいない、エクスカリバーjrもない世界…(ただし魔人だけは出てくるんじゃ)。著者とイラストレーターは全く同じ、J・Hブレナンとフーゴ・ハルじゃがの。

 冒険の目的はドラキュラ城にドラキュラを倒しに行くことじゃ。ヘルシング教授の求人に騙されて、ドラキュラ退治に行くことのなった。君を含めて7名のメンバーでその城に乗り込むのじゃよ。しかし肝心のドラキュラは、実はこのメンバーの誰かなのじゃ!

 このゲームブックはとても珍しい作りをしている。人間編とドラキュラ編があって、これら2つを行き来しながら冒険を進める。吸血鬼にされてしまったらドラキュラ編を冒険するのじゃよ。吸血鬼になっても人間に戻ることも出来る。人間編でドラキュラを倒すか、ドラキュラ編でヘルシング教授を倒すかでエンディングが変わってくる。斬新なゲームブックじゃ!
 
 
<わしの描いた絵>
サボテン怪物
ドラキュラ城の血闘 サボテン怪物
ドラキュラ
ドラキュラ城の血闘 ドラキュラ アルカード
 
 

 

魔城の迷宮

 
  魔城の迷宮  これはとても珍しい、というかこのようなゲームブックは他にはない。読むゲームブックではなく、見るゲームブックなのじゃ。まるでグーグルのストリートビューじゃ。

 上の本とは違ってJ・Hブレナンはこの本の著者ではない。ではなぜ、このページで紹介しているかと言うと、イラストレーターのフーゴ・ハルが著者になっているからじゃ。

 ストーリーは、ジンギス・カーンの伝説の幻の秘宝を求めてタクラマカン砂漠のルドス城をさ迷い歩くだけじゃ。敵は出てこないから闘いもかければ武器もない。ゲームオーバーもない。ひたすら迷い続ける。根性のある者は、金銀財宝にたどりつくと言うだけじゃ。

 ゲームはこのような絵を見て歩いてゆく。この著者はなんとこのようなマップの絵を500枚位描いておる。恐ろしい根性じゃ。わしはまともにこのゲームブックをやってみて、お宝にたどり着くことは出来んかった。諦めた…

 もしこのゲームブックをやってみたいと言うのなら、古本屋で探すしかない。今はもう売っていない。アマゾンで古本を買うことも出来るが1万円以上の値がついておるからの。わしゃ、売らんぞよ。
 

目神
魔城の迷宮 タクラマカン砂漠 ルドス城 目神
勇者の墓
魔城の迷宮 タクラマカン砂漠 ルドス城 勇者の墓
 
 


 
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